府中市立美術館で開催されている「ターナーから印象派へ」展を観に家族で出掛ける。
「19世紀前半のイギリス風景画の巨匠ターナーは光の錬金術師といわれ、その光の表現は、フランスのバルビゾン派や印象派絵画の先駆けとなりました。
コンスタブル、ラフェル前派のヴァレット・ミレイ、ピサロ、ゴーギャンなどが描く、明るく輝きと色彩に満ちた大自然や、そこに生きる人々の喜びの表情を存分にお楽しみください。」
という謳い文句である。
印象派は全くどうでも良く、今回の目当ては勿論イギリス風景画の作品群。
ターナーの「ダブリ・ハウス―准男爵J・F・レスター卿の屋敷、風の強い日」は、依頼された風景を描きながらも天候の変わり目を主題にした秀作。波、風、(描かれていない雨雲による)差し込む影の表現が素晴らしい。