ノーマン・ロックウェル展―オールディーズ、その愛しき素顔たち―
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11,july,2010 府中市美術館 ノーマン・ロックウェル展―オールディーズ、その愛しき素顔たち―

最終日にやっと観に行って来た。
ロックウェルはアメリカの代表的な雑誌「サタデー・イブニング・ポスト」で47年間毎週のように表紙を描き続けたイラストレーター。「アメリカに愛された国民的イラストレーター」と評され最も人気の高い作家の一人である。今回はその原画と初期の貴重な油彩作品を含む35点を展示。

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今回の展示ではケヴィン・リヴォーリによる写真35点をロックウェルの作品に合わせて展示しており、現代のアメリカ社会でも垣間見ることのできる典型的な光景として際立つような演出がされていて興味深い。
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ロックウェルは、物語や表紙のイラストに、徹底した制作態度でのぞみました。制作の一例を紹介すると、まずモデルを使いラフデデッサンを行う。たくさん写真を撮り、再び木炭によるデッサンを行う。これに彩色すれば仕上がる。が、しかし、突如作品が写真に縛られているように感じると、締切間際の苛立ちの中でも妥協することなく、下絵とは全く違った構図の作品を一気に完成させたことも、しばしばありました。

と公式サイトにある通り、日常のユーモラスな光景に説得力があるのはこうした制作態度から来ているのだろう。初期のアメリカの良心の典型のような作品も、後半のアメリカの人権問題や政治を主題にした作品もきちっとした準備がクオリティの高い作品にしているという訳だ。それにしても毎週締め切りのある雑誌の表紙でも油彩で描くっていうところは凄いな。
初期の油彩画は日常の生活に根ざした主題を古典主義美術、バルビゾン派辺りのような印象もあり素敵なものだった。アメリカ最初のイラストレーター、ハワード・パイルや彼の弟子でもあったN・C・ワイエスに通じるような系譜なんだろうか。

もはや当然のように最終日にはすでにカタログ完売なのでTissenの軽めの画集を購入。



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by junbronson | 2010-07-20 10:37 | art
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